瀋陽、右往左往 タクシーで行っちゃおう

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・・・・・5月4日(3日目)の旅日記<4>・・・・・・

そういうわけで、腹を括って「鉄西森林公園」のなかにある「蒸気機関車博物館」に行くことに決めたのである。行き着けないかもしれないし、辿りついてもガラス越しに遠目に見るだけかもしれないけど、行くだけ行ってみよう。

(僕の、あじあ号およびパシナへの思いは、下の「あじあ号」の写真をクリックしていただきたい)

パシナ


地球の歩き方」の地図にある「于洪苗圃」が現在の「鉄西森林公園」で、その中に「蒸気機関車博物館」があるという事は、初日にガイドの張さんに確認済みだ。そしてそれがなぜか未だにオープンしないと言うことも。


地球の歩き方」の「于洪苗圃」を買ったばかりの「瀋陽交通旅遊図」に当てはめてみると…。あった、ありましたよ「鉄西森林公園」。だが、もちろん鉄道博物館の文字はない。


まぁいい。とりあえず「鉄西森林公園」に向かおう。地図によると「114」路線のバスが、「鉄西森林公園」発で終着で始発のようだ。


「114」の路線を指で追うと…。逆側の起点は駅周辺のようだ。


うーむ、あの駅周辺の雑踏の中から「114」路線のバス停を見つけ出すのは困難だな。それにまずその前に駅まで行かないといけないし(位置関係は下図の通り)


じゃ、タクシーで行っちゃおう。で、ちょうど通りかかったタクシーを止め、


「鉄西森林公園内 蒸気機関車博物館」


と書いたメモをかざす。若い運転手さんは難しい顔をしてメモを凝視。体が固まってしまった。前夜に続いてまたまた拒否られるのかなぁと思ったら、難しい顔のまま後部座席を親指で指差し、「乗れ」の合図。


タクシーは走り始めた。故宮から鉄西までは、地図で見ただけでも直線距離で12,3キロはある。タクシーだと結構乗りでがある。

駅周辺までは賑やかだが、駅を離れるに連れ、街並みは「郊外」の雰囲気を強めていく。昨日に続いて、三吉が小さな声で囁いた。


「道、合ってる?」


大丈夫、合ってる。多分。


2,30分ほど走ると、前方に真新しいスタジアムが見えてきた。うん地図にあるぞ、これ。


どうやら鉄西森林公園の周辺に入ったらしい。スタジアムの脇の道を入ると「114」のヘッドマークをつけたバスがたくさん停まっていた。おお、ここは終着駅で始発駅の操車場か。


博物館も近いか。よっしゃ、バーンと乗り付けてくれ。

 
       (つづく)



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