木場の超有名煮込み居酒屋「K本」前で人形作家の石塚公昭さんと待ち合わせ。僕のほうが先に着いたけど店の前で待つ。一人で「K本」に入る勇気があったら僕の人生ももっと変わっている。
石塚さんとも久しぶり。
話題は当然、女流義太夫の鶴澤寛也さんである。
都営地下鉄のフリー誌「中央公論アダージョ」。石塚さんが表紙を手がけて4年目に入ろうとしている。隔月で、毎号石塚さん制作の人形が表紙を飾っている。
その最新号の表紙は谷崎潤一郎。特集は「谷崎潤一郎と人形町を歩く」
共演するのが寛也師匠である。
僕は都営線に縁がなくもらい損なっていて、石塚さんから今日いただいた。2冊いただいて一冊は自分の分で、もう一冊はニューヨーク在住のギタリスト・伊東忍さんにおくろう。クリスマスカードに寛也さんの消息をたずねる一文があった。
そして僕が持っていったネタが昨日の「ミセス」である。
同誌に「清野恵理子のきもの随想」という連載があって、寛也さんが今月号のモデルを務めておられるのだ。
昨日はミセスを持って地下鉄に乗る50男、という絵について云々したが、居酒屋のカウンターにミセスを広げて盛り上がる50男二人と言うのは、さらに奇観であったろう。
「K本」ではホッピーを5杯ほど飲んだろうか。その後、石塚さん行きつけの居酒屋に連れて行っていただいた。
石塚さんと木場の駅で別れ、結構な泥酔だったなぁと地下鉄東西線に乗り込んだあたりで記憶が途切れる。
その次の記憶は武蔵境。登りの中央線の車内。俺はどこに行って、そしてどこに行こうとしているのか。
それでも「ミセス」はしっかり握り締めて帰ったあたり、木口小平もかくやという根性だった。
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