納涼 住吉踊り 〜浅草演芸ホール〜

今日は浅草へ。


僕の毎夏のメインイベント、浅草演芸ホールの夏興行「納涼 住吉踊り」。



10年以上、毎年行っている。サラリーマン時代は平日に有給をとって行っていた僕の「夏フェス」。


 プログラムの最後に大喜利として40人近い芸人さんによる「寄席の踊り(かっぽれとか深川とか)」の大集合。これには僕の考える江戸前のカッコよさがすべてつまっている。


 下の動画は約20年前のもの。座長の故・志ん朝師匠はじめ往年のメンバーによる貴重な資料。小円歌お姉さんをはじめとする今も現役のメンバーもいる。必見。



超人気興行でいつもは11時開場のこの小屋が10時半開演。いつもの2倍以上の芸人さんが出るのですこし前倒しなのだ。



開場の10時に合わせていったらすでに開場していて満席寸前。この酷暑にお年寄りを長時間並ばせるわけにいかないという判断だろう。


それは正しい判断。平均年齢が高い興行なのだ。ロビーの一番目立つところにAEDが設置されているくらい。




で、最近どこに行っても平均年齢を下げているこの僕が平均年齢を下げているのだ。だんだん近づいているけどね。



 この興行は普段の興行の2倍以上の芸人さんが出るので一人あたりの時間は短い。


 漫才のロケット団さんはかなり久しぶり。相変わらずスピーディーでシャープで面白い。ツッコミの倉本さんはこの前、浅草の喫茶店の喫煙席でポルノの帝王・久保新二さんとしゃべっている時、二つ隣の席におられた。真剣な表情で何か書き物をしておられた。ネタを作っておられたのかな。


 初音家左橋さんは大学の先輩。僕が一年の時の「六年」。左橋さんについては今までもたびたび書いている。詳しくは下の似顔絵(僕が描いたんだけどね。最近さすがに髪がグレーになられた)をクリックしてください。


初音家左橋



 にゃん子・金魚さんは相変わらずの放送禁止の破壊力に感動。



 相方のひろし先生が療養中のあした順子先生の臨時の相方は、同じく相方が療養中の昭和こいる先生。これは夢の競演。83歳という年齢を感じさせない順子先生の鋭い突っ込みに驚愕。



 仲入りで楽屋にご挨拶に行った。もちろん、仲良しの江戸家まねき猫さんにお会いするため。実は去年はたまたま来た日がまねき猫さんの休演日だったのだ。そこで今回は昨日のうちに出演を確認していた。


 入口でまごまごしていたら講釈の宝井梅福先生が取り次いでくださった。恐縮です。


 出番前ですでに高座着のまねき猫さんが出てきてくれて手短に雑談。「左橋おにいさん、呼びますね」と奥に走ってくれたがちょうど不在だった。


 まねき猫さんは父(先代猫八師匠)ゆずりの動物物真似。上品でゆったりした芸風で疲れた日常をしばし忘れさせてくれる。


 僕は三遊亭小円歌お姐さんの流し目に悩殺されて久しい。


 ↓↓参考動画。




今日もしっかり悩殺された。そして知った。さっき廊下で見たAEDの意味を…。



そして住吉踊り。かっぽれ、深川、伊勢音頭、奴さん…。僕が考える江戸前のかっこよいところがすべて詰まっている。



この伝統芸を復活させた故・志ん朝師匠に直接薫陶を受けたベテランも健在でありつつ、毎年、新しい若手が加わっている。そして落語協会落語芸術協会の枠組みを越えて一つのものを作り上げている。素晴らしすぎる。



かっこよかったなぁ。かっこよすぎて泣けてくる。夏は暑くて苦手だけどこれを楽しみに乗り越えられる。



若手が育っているので、客席の平均年齢を下げている僕が平均年齢を挙げるようにな時代が来ても安心。浅草まで長征する体力がある限り一生見られるだろう。



終演となり小屋から六区興行街にはきだされたあとも、気分はこんな感じだった。






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