わざとこころ--日本式・アニメーションの探検

で、昨日。「永遠の薔薇 中井英夫へ捧げるオマージュ展」を見ておとなしく帰ったかというとそんなことはない。

 展覧会のハシゴというハードなことをしたのだ。

「わざとこころ--日本式・アニメーションの探検」というのを見に行った。恵比寿の写真美術館にて。別に僕はあまり行きたくもなかったのだ。アニメにそれほど強い関心があるほうでもない。

   花子である。

   実は昨日の中井英夫展、長女・花子(仮名・小4)を連れて行ったのだ。展覧会ならばとりあえずついていく主義らしい。

  もちろん中井英夫なんていってもわかりはしない。彼女にとっての名探偵は「江戸川コナン」。中井は砂の器のオニイサンだ(字が違うか)。でも中井展は面白かったようで、「人形がそっくりで怖かったけど面白かった」などと感想を述べていた。


  その花子が山手線で品川に向かう車中、恵比寿を発車したところで写真美術館の懸垂幕の「アニメ」の文字を発見してしまったのだ。僕は先々週最終日に田沼武能展をもう一度見に行って、今日そのイベントをやっているのは知っていたのだが黙っていた。

  まあ、そういうわけで「わざとこころ--日本式・アニメーションの探検」に行った。地下の展示室なのでそんなに広くない。でもアニメの最新技法がわかりやすく説明してあるのは興味深かった。特に今話題の「イノセンス」はちょっと見たくなっちゃったな。

  あと、思わぬご馳走だったのが「冬の日」。1月10日にみたあの作品をもう一回見ることができたのだ。椅子がない展示場だから立見だったけどね。やっぱり面白かったな。
 
  花子はプレイステーションのゲームでコニシキがCMやってる、プレイヤーが画面に入って遊ぶというゲームの体験版を嬉々としてやっていた。


  写真美術館を出た後は三越の地下で鯛焼きを食って帰った。それから句会に行ったというんだから僕もまだまだ元気だな。ちょっと今朝は起きるのがつらかったけどね。