蕎麦打ちよりも罪深い

出ましたね、ミシュランガイド。さっそく買ってみたら、なんだかんだで半分くらいは行ったことある店だったよ、なんて言ってみたいダイエット中であります。目の毒なので読みません。

その代わりといっちゃ何だが「サライ」を買う。まあどちらかというと・・・どちらかといわなくても苦手な雑誌なんだけど、落語特集なので一応買ってみた。

【とじ込み2大付録】が売り物で、ひとつがCD。柳家小三治『千早振る』『うどん屋三遊亭圓窓寿限無』。これが目当てで買った。買ってから思い出したけど、僕はCDで落語を聞く習慣がなかった。ま、これを機会に、と。

もうひとつの付録が

「読んで、聴いて、演じる」実践講座『寿限無』端から稽古

つまりCDをお手本に『寿限無』を練習するテキストらしい。これは罪深いなあ。

サライ」っていうのは基本的に「蕎麦打ち男」の雑誌だと思う。いや、実際に蕎麦を打つか否かは問題ではない。休日に作務衣で蕎麦を打つというメンタリティの問題だ。その雑誌に落語のテキストというのはどうよ。

練習をして覚えたら人に聞かせたくなるのが人情というもの。忘年会、新年会を控えてこれはきついなぁ。不味い落語を聴かされるって言うのは、不味い蕎麦を食わされるより効きますぞよ。

こうなったら(どうなったら?)僕も嫌がらせに『寿限無』を練習しようかな。家族や友人の皆さん、覚悟なさい。