巨大温泉饅頭の行方は、明治の辞書が知っている。


そういうわけで、伊豆で巨大温泉饅頭を買ったのである。24日(土)に。

「一両日中に食え」と注意書きにあったけど食えるものか。27日現在、まだちょっと残っている。


持て余しているともいえる。



だって、でかすぎるんだもーん。ってわかりきってはいたのだけど、皮の厚みと来た日にゃハンパじゃありませんぜ、お客さん。まるで厚切りのパン。しかもその色たるや、まるでラーゲリの黒パンですよ。見たことないけど。


でもね、さっき焼いて食べたらちょっと美味しかった。ヒントは自分の感想にあった。


「まるでパン」


これね。人間と言うものは突然に昔の記憶が甦るものである。いや別にラーゲリの記憶がではない。いや、その明治時代のね、いや僕の記憶じゃないのだけど、聞いた話で、あの・・・。


整理します。


ずっと以前、中学か、下手すると小学校の頃に父から聞いたことを思い出したのだ。


「明治時代のある辞書には“パン”の説明として“餡無し饅頭”と載っている」


どういうシチュエーションで父がそんな話をしたかは覚えていない。それはともかく、そんな言葉を思い出したこともあって焼いてみようと思ったのだ。


皮がパリパリと爆ぜて香ばしくて美味しかった。さすが“餡無し饅頭”と言いたいところだけど、餡は餡でまた巨大に巨大に存在するのだなあ。


ところでその辞書の件、僕は実際に記述を見たわけではないから、答案用紙には書かないようにね。




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