諸芸

聖地巡礼、四谷。「第八回 はなやぐらの会 〜壇浦兜軍記・阿古屋琴責の段」

うららかないい天気。お花見日和。中央線に乗って四谷へ。今日は聖地巡礼。 まずは聖地その1 バンビ。 カウンターだけのハンバーグレストラン。こういう高カロリー高脂質のものはと思いつつ、四谷に来るたびに食べてしまう。美味しくて安いのはもちろんのこ…

中村京蔵「雪振袖山姥‐むつのはなふりそでやまんば‐」(国立劇場)

小雨と強風のなか国立劇場へ。コクリツである。クニタチではない。 JR四谷駅から徒歩。上智大脇の土堤の桜がきれい。 新宿通り(最近は「麹町大通り」というらしい)を歩いていたら、強烈な視線を感じた。しかも無数の!! かつら屋さんのショールームだった…

京都の思い出 「池田や」騒動

夜、見るともなしテレビでドワイ(土曜ワイド劇場)。渡瀬恒彦主演のタクシードライバーの推理日誌シリーズ。 そしたらびっくり。事件解決の鍵となった「京都の料亭」が知っている店だったのだ。思わず「あっ!!」と声を上げてしまった。 行った事がある。社…

新橋演舞場 三月大歌舞伎

昨日のこと。お気に入りの眼鏡が見つからぬまま行ったのは新橋演舞場。ひょんなことからチケットが手に入った三月大歌舞伎夜の部へ。 JRと地下鉄を乗り継いで東銀座へ。僕にとっては大冒険だが、問題なく行かれた。 劇場前で映画監督の石川淳志さんと待ち…

午前・午後のエアロバイク

午前。トミー・ドーシー。 午後。三遊亭円生「百川」 と、ここ数日、午前と午後に古邪図(古いジャズ)や古典落語のアーティスト名、タイトル名を列挙しているが、急に「サライスト」になったわけではない。 CDウォークマンを導入したのだ(「ウォークマン」と…

「恋模様武蔵白浪」続・帰って来た・Tシャツコレクション

午前午後。ディジー・ガレスピーを再び。 さて、続・帰って来た・リカバリ勝負服(Tシャツ)コレクション である。 すでに季節は冬。だから長袖ね。 僕の行き付けのブティック「ワークマン国立青柳店」にて購入。ハイネック。 ラグラン袖でボディは白。ネック…

「誤解を愉しみ、曲解を味わえ」

午前、バド・パウエル 午後、ソニー・ロリンズ 某日。医療現場には不要の色香とともに、女流義太夫三味線奏者の鶴澤寛也師匠来臨。いかにも玄人好みの鈍色(にびいろ)のお召をご着用。 鈍色・・・、つまり限りなく黒に近い灰色っていうかなあ・・。TAMIYA的に…

梗塞日記〈12〉「強情灸」への道

応援ありがとうございます。今、日本で一番役に立たない闘病記「梗塞日記」、ぜひ各方面にてご喧伝ください。 入浴した。ただの入浴ではない、「リハビリ入浴」である。社会復帰したあと例えば一人暮らしのマンションのユニットバスに安全に入浴するためのプ…

「第14回くにたちスタジオ寄席」

今日は楽しみにしていた「第14回くにたちスタジオ寄席」の当日。立川志らく一門の会で「国立から真打を」が合言葉。出演は、立川らく次、立川志らべ、立川らく八、立川らく太、立川らく兵の五人衆。14回目となって完全に定着し、またそれぞれのキャラも確…

夏の浪速の芸尽くし(17・最終回) なんばグランド花月

〔8月9日の日記 その2・最終回〕吉本新喜劇の人気座長・小籔千豊実家詣でで勢いをつけていった先は南海本線の終着駅は始発駅「なんば」から8分のNGK。なんばグランド花月である。 うーむ微妙な時間だ。食事をするほどの時間は無いが、開場時間にはち…

夏の浪速の芸尽くし(16) 千日前のメインディッシュ〜小籔詣で

〔8月9日の日記 その1〕早いもので、今回の旅行の最終日である。もう東京に帰る。朝食は今朝も「パリーネ」のパン。義妹のママチャリを借りてひとっ走り。ちょっとチェーンがギコギコ言う。 「ゲ」を観ながらの朝食が終わったら着替えて、荷造り。段ボー…

告知「第14回くにたちスタジオ寄席」

もうすぐ、アクセス数が記念すべき(?)、「123456」。一両日中かな。踏んだ方はぜひご連絡ください。当選記念プレゼントとして、花子画伯直筆の「夏の終わりの団扇」をプレゼント。秋、七輪でサンマを焼くときにでもお使いください。 さて数日前、職場…

夏の浪速の芸尽くし(5) 大阪歴史博物館「華やぎの装い 鴻池コレクション展」

〔8月7日の日記 その1〕 7時半起床。義妹のママチャリに乗って住之江駅前のパン屋「パリーネ」へ。義妹お勧めのパン屋で朝6時半から営業している。朝食に焼きたてのパンがいただける。国立のへんにはない文化で、わくわくする。大画面で「ゲ」を観なが…

夏の浪速の芸尽くし(4) 三代目大川竜之介率いる「劇団竜之介」

〔8月6日の日記 その4〕新世界「浪速クラブ」、今月の出演は三代目大川竜之介率いる「竜之介劇団」。 公式サイトはこちら。大衆演劇の聖地・九州を本拠とする一座だ。 まずはプロローグの舞踊ショーから始まる。一座の役者たちが歌謡曲にあわせて踊るのだ…

夏の浪速の芸尽くし(3) 新世界「浪速クラブ」で大衆演劇

〔8月6日の日記 その3〕腹ごしらえもすんだところで「浪速の芸尽くし」の第2弾。同じく新世界「浪速クラブ」の夜の部。数多ある大阪の大衆演劇の小屋の中で現役最古のものである。ここも2,3回来たことがある。 空振りだったこともある。たまたま来た…

夏の浪速の芸尽くし(1) 「天満天神繁盛亭」へ。

〔8月6日の日記 その1〕大阪駅桜橋口についたのは6時10分。約8時間のバスの旅だった。ここから一気に南下する。いわゆる大阪のキタがこのエリア、大阪駅や梅田を中心にした地域である。一方のいわゆるミナミというのが難波(なんば)周辺。その更に南に…

護国寺 女流義太夫を聴こう

終業ベルと同時に職場を飛び出して護国寺へ。幸い護国寺方面に行くのに言い訳はいくらでもある業界である。「護国寺行ってきま〜す」でオッケイ。今日は 四萬六千日である。夜店も出ている。いや、夜店に行ったわけではない。雨降りだし。今年で5回目を迎え…

第5回 あまちゅあの会

「第5回あまちゅあの会」に行ってきた。わが飯田橋清貧大学(仮名)落語研究会のOBと現役部員の落語会。いまや落語の名門となりつつある「らくごカフェ」にて。 むかーし昭和の御世にやられていてずーーっと途切れていたのを、僕と入れ替わり、つまり僕の入…

「ブラジル兄弟」の謎

そういうわけで、東北の港町の研究に余念がなかったこの週末であった。その際、えらいものを発見してしまった。 その港町の郊外にある温泉健康ランドのサイトを見ていたときだ。イベントスケジュールの中に、燦然と輝く文字があった。 「ブラジル兄弟特別公…

中村小山三さんのこと。

9時からの「金曜プレステージ」で、中村勘三郎一家のドキュメントを見る。かつての花田家、そして皇室とともに家族の物語を公開している御三家の一だ。 森光子のナレーションが聞く人を不安定な気持ちにさせる不思議なものだったが、みてよかった。 僕がこ…

走ってきた美少女

〔4月25日の日記の続き 4〕そう、メールを見てハッとしたのである。皆さんご想像の通り、鶴澤寛也さんからのメールだ。今、神楽坂の稽古場に戻ったという。実はさっき、「現在銀座で、坂崎・石塚とエンドレス中」とメールを打っておいたのだ。早速の返信…

「柳家一琴落語会」NPO法人東京多摩いのちの電話25周年記念

今日は大急ぎで仕事をからげて西国分寺駅前の「いずみホール」へ。NPO法人東京多摩いのちの電話25周年記念イベント「柳家一琴落語会」へ。 説明するまでも無いが「いのちの電話」は自殺防止のための運動で、全国に50箇所ほどの拠点があり「NPO法人東京多摩…

がんばれルーキー・・・そしてヤング

電車の中などで、着こなせていないスーツにキャスターバッグ。「本社研修」の新入社員風をよく見かけるシーズンとなった。当分はしんどいことも多いだろうけど、負けないでがんばってほしい。先日は書店で「がんばれルーキー」という特集をやっている雑誌を…

承前・歌舞伎座さよなら公演

歌舞伎座さよなら公演グランドフィナーレの話題の続きである。いよいよ開幕時間となった。 演目は「助六」。「助六由縁江戸桜」。僕が一番好きな芝居だ。江戸のかっこよさがすべて詰まっている。配役がすごい。このラインナップを見ただけでもう眩暈。 助六 …

歌舞伎座さよなら公演

目覚めれば雪の朝である。4月も後半に入ったと言うのに、いい加減にしてほしい。庭一面の雪。 この前の日曜日に大きく開いていたチューリップが固く口を閉ざしていた。チューリップについて書きたいことはあるんだけど、後日。昨日の続きから。 ・・・・・…

天狗連から男の墓場へ

昼は雑司が谷へ。某・高級寿司割烹にて業界筋天狗連の発表会。爆笑につぐ爆笑に続いての美酒佳肴に日の高いうちから酩酊状態。久しぶりにお会いする人も多く楽しかった。 楽しかったが、次があるので中座。 続いては新宿中央公園へ。この季節の新宿中央公園…

「神楽坂の師匠」余録

昨日書き忘れたこと。鶴澤寛也さんの稽古場開きの宴会の家飲みの件。寛也さんの手料理、鶏肉と大根の炊き合せやサラダ、ミニ玄米おむすびなどそれぞれに美味しかったのだが、書き忘れたことがあった ケータリングをとったのだ。それを忘れてた。近所の四川料…

「神楽坂の師匠」誕生〜鶴澤寛也さん〜

畏友・女流義太夫三味線の鶴澤寛也さんがこのたび神楽坂に待望の稽古場を構えられた。そのお祝いの宴に駆けつけたのである、昨晩は。 6,7年前にも一度稽古場開設を検討したことがあって、一応地元と言うことで僕の知り合いの知り合いの不動産屋さんに探し…

神楽坂のキティちゃんに会いに行った。

詳細は明日。 4月10日(土)は「親子でスイング」の日!! ←クリック!! /////////////////////////////// ご意見、ご希望は下の「コメントを書く」欄へ。内密な話はメールで

さよなら、歌舞伎座

建て替えとなる歌舞伎座。昨日、一昨日の日録で三波春夫の歌舞伎座公演に行ったことを書いた。実はそれが僕の“歌舞伎座デビュー”だった。伝説的存在の、歌舞伎座内のバーにもそのとき行った。もちろん酒を飲んだわけではない。その日、僕はリンゴジュースを…