遊山

岡山帰り

美しい飾り窓から外を見たり 通称、「モネの池」をめでたり、 駅前の定食屋に脱力したり なるほどこれが「白砂青松」か、と妙な理解をしたり、 岡山といえばトマトなので名物のトマトサイダーを飲んだのだけど、ラベルを見たら「静岡製」でがっかりしたりし…

トランペットのキーホルダーと「婦系図」

その日本を代表するクラシックホテルであるが、部屋の名前が番号でなく花の名前であるところが雅なところである。「花御殿」なんて別名もあるらしい。長身でイケメンの趙さんに教えてもらった。で、部屋の鍵が、またすごい。カード・キーなんかじゃないよ。…

クラシック・ホテルにて

日本を代表するクラシック・ホテルでランチ。 ランチに先立ち、係の青年(長身でイケ面)に館内を案内してもらった。 先々代だか先々々代だかが日光・金谷ホテルからの入り婿で、当時建てられた本館は東照宮の建築様式の影響を受けている由。お風呂屋さんみた…

夫婦茶碗作成中

「国立訪八団」北へ(18 最終回) 八戸、27時間の旅の終わり

〔5月24日の日記 その6〕JR八戸駅に着いたのは12時38分。東京行き「はやて16号」の発車は12時54分。お土産を買うくらいの時間はある。駅隣接の物産館「ゆーとりー」へ。 ただでさえ忙しい月曜日に休暇をとった罪滅ぼしに職場へのお土産を物…

「国立訪八団」北へ(16) 陸奥湊の市場の食堂へ

〔5月24日の日記 その5〕そういうわけで、僕は10時57分八戸発の八戸線に乗った。 右側に陣取る。昨日も乗ったこの路線の車窓からもう一度見たい、写真に撮りたい風景があったのだ。 「八戸セメント小中野工場」。なんか凄く「工場萌え」な風景なのだ…

「国立訪八団」北へ(15) 聞き込みは刑事(デカ)の基本

〔5月24日の日記 その4〕櫛引八幡様を出たときにはすっかり雨降りとなっていた。僕は歩くのは大好きだが、雨の中を歩く趣味はない。すぐさまタクシーに乗って八戸駅を目指した。バスなどない。あるにはあるが、もと来た本八戸のほうに行ってしまう。目指…

「国立訪八団」北へ(14) 櫛引八幡宮に「侵入」

〔5月24日の日記 その3〕 というわけで、それなりにおもしろいものがあってキョロキョロしていたのだが、それも途中まで。道半ばからは、こんな風景になってきた。 どこに向かっているかと言うと、南部家初代ゆかりの「櫛引八幡宮」だ。 八戸の「文学歴…

「国立訪八団」北へ(12)「 デーリー東北」朝刊に「洗心美術館」

〔5月24日の日記 その1〕一夜明けた。 目覚めたのは7時00分。前夜、深酒した割にはスッキリとした気分。いいホテルはさすがに寝心地がいい。 昨日は酔って帰ってシャワーも浴びずに寝てしまったのでまずはバスタイム。髪を乾かしながら、サービスで各…

「「国立訪八団」北へ(11) 「洋酒喫茶プリンス」で昭和に酔う。

〔5月23日の日記 その11〕 パーティーは終わった。みんな三々五々捌けて行く中、マスヲ旅団長の大号令が下った。 「なまず句会」は8時30分にロビーに集合!! 部屋に戻って「龍馬伝」を途中まで見てロビーに降りたら、集まったのは10人。精鋭、と…

「国立訪八団」北へ(10)  洗心美術館開館祝賀パーティー

〔5月23日の日記 その10〕 龗神社 機種によっては読めるかも。 さて、八戸随一のホテルの大宴会場で洗心美術館開館祝賀パーティーとなった。新鮮なお刺身はもちろんのこと、八戸の名物料理「いちご煮」や「せんべい汁」も振舞われて大満足。八食センタ…

「国立訪八団」北へ(9) マノン・レスコーを拝む「道」

〔5月23日の日記 その9〕おとといの記事で書き忘れてたけど「葦毛崎展望台」の前にドライブ・インがあった。その名は「ホロンバイル」。内蒙古自治区の都市の名だ。かつては満州国の版図だったので、満洲ものの本などを読んでいるとよく出会う地名だ。お…

「国立訪八団」北へ(8) 陸奥白浜で時間切れ 〜風通しのいい家〜

〔5月23日の日記 その8〕まるで東映のオープニングのような岩場があったかと思うと、すぐ隣に下の画像のような白い砂浜があったりするのがこのエリアのおもしろいところだ。線路沿いの道を種差海岸まで行こうと歩いていたのだが、残念。八戸線を舐めてい…

「国立訪八団」北へ(7)海沿いの「道」を往く船越さん

〔5月23日の日記 その7〕そういうわけで海沿いの道をちょっと歩いてみることにした。この先は名勝「種差海岸」となる。一駅か二駅分くらい歩いてみようか。こんな景色の中である。ところで僕は背広姿である。大自然の中、場違いもはなはだしいが、しかた…

「国立訪八団」北へ(6) ウミネコの島、小魚の館

〔5月23日の日記 その6〕船を下りて遊覧船の待合所のトイレを借りる。手洗いのタンク、久しぶりに見た。懐かしい。 それにしてもお腹がすいた。もう1時50分。乗船前、待合所の前に大衆食堂の看板を見つけていた。あそこに行こう。 そうしたらノレンも…

「国立訪八団」北へ(5) 歌枕「春の鮫」を訪ねて

〔5月23日の日記 その5〕ずっと楽しみにしていた「八食センター」に行かなかったのはなぜかに。理由はズバリ、八戸・洗心美術館の特別展「俳画・詩画新作展」における立川談志家元の俳句色紙である。 「船底をガリガリ齧る春の鮫」 である。その解釈につ…

「国立訪八団」北へ(4)  幻の「八食センターの寿司」

〔5月23日の日記 その4〕見応えのあった「洗心美術館」。高ぶった心持のまま建物の外に出たら、係りの人が熨斗の付いた小箱を渡してくれた。わぉ!! 紅白饅頭だ!! 大好き。目出度くて美味しいから。にこにこと外に出ると、ベンチにはマスヲさん、看板…

「国立訪八団」北へ(3)八戸・洗心美術館観覧〜俳画詩画新作展

〔5月23日の日記 その3〕続いては「俳画・詩画新作展」。オープニング企画としての特別展示だ。色紙を提供したメンバーは、俳人の金子兜太氏、作家の嵐山光三郎氏、半藤一利氏、椎名誠氏、村松友視、イラストレーターの南伸坊氏、安西水丸氏、エッセイス…

 「国立訪八団」北へ(2)八戸・洗心美術館観覧

〔5月23日の日記 その2〕美術館をバックに「国立訪八団」で記念写真など撮っている間に順番が来た。 入場していきなり迎えてくれるのが山口瞳先生のパステル画「帽子」。 順路に従っていくとまず関頑亭先生のコーナー。脱活乾漆の大作5点を筆頭に絵画・…

「国立訪八団」北へ(1) 出立〜セレモニー

〔5月23日の日記 その1〕 朝起きたところから書き始めるなんてまるで小学生のようで恥ずかしいのだが・・・。朝起きたのは5時。マスヲ組の国立駅集合時間は5時20分。らくらく間に合うところがありがたい。 6時56分発の「はやて一号」車内で大集合。売…

横浜中華街へ

毎年、この日に読み返す文章がある。それは、故・山口瞳先生の「卑怯者の弁」。 今日もそれを読んだあと、家族で横浜へ。中華街に遊びに行ったのだ。子どもたちももう親と出かける年齢でもないが、サークルの用事がある長男・虎太郎(仮名・20歳)以外はつい…

門前仲町を歩く

「休みの日には吉祥寺以東には行かない」の禁を破って、江東区は門前仲町へ。古石場文化センターで開催中の「第3回江東シネマフェスティバル」に行ってきた。古石場は小津安二郎のふるさとである。映画での町おこしが試みられている。僕の目当ては映画じゃな…

美山の里で紅葉狩り〔15−最終回〕和歌山ハムレット

《11月29日の旅日記から》アー食った食ったと、美山ふるさと産品展示販売所を出たら目の前に心ときめく看板。 「展望台」 僕は煙と仲間で高いところが好きだ。高所恐怖症なんだけど高いところが好き。足元がしっかりしていればこわくない。旅先でお城、タワ…

美山の里で紅葉狩り〔14〕泣いてくれるな、産品センター

《11月29日の旅日記から》再訪に次ぐ再訪である。 阿田木神社を逍遥した後の僕は、愛徳荘でランチ、とも思ったのだけど、再びダムに向かった。椿山ダム沿いの美山ふるさと産品展示販売所へ再び。そこでランチにすることにした。には大きなテーブルがあって、…

美山の里で紅葉狩り〔13〕上阿田木神社ふたたび

《11月29日の旅日記から》Kさんのお店を出た僕は立ち止まった。どっち行こうかなぁ、と。愛徳荘のランチに行くにはまだ空腹感が足りない。さっきヨモギもちとヨモギアイス食べちゃったんで。 ふと思い出したことがあってコートのポケットを探ると・・・、あっ…

美山の里で紅葉狩り〔12〕山里ぶらぶら歩き

《11月29日の旅日記から》なんの知識もないところのぶらぶら歩きほど楽しいものはない。「ベースキャンプ」であるKさんの店からあまり離れ過ぎないように気にしながら、ぶらぶら歩き。 向こうから揃いのジャージの男子中学生が二人走ってくる。運動部のロー…

美山の里で紅葉狩り〔11〕美山ふるさと産品展示販売所

《11月29日の旅日記から》猪山人(ししやまど。猟師の意)のKさんの奥さんに案内してもらい、ヤッホー・ポイントで、上阿田木神社ではじっくり見学させていただいた。じっくりしすぎてタイムアップ、開店の時間となってしまった。自宅隣接で工場を経営してい…

美山の里で紅葉狩り〔10〕上阿田木神社

《11月29日の旅日記から》「ヤッホー・ポイント」に続いて猪山人(ししやまど。猟師の意)のKさんの奥さんに案内してもらったのが、愛徳荘にも近い「上阿田木神社」。愛徳荘の名の由来も「阿田木」の当て字である「愛徳」からきているらしい。 鬱蒼とした森の…

美山の里で紅葉狩り〔9〕ヤッホー・ポイント

《11月29日の旅日記から》朝9時に猪山人(ししやまど。猟師の意)のKさんの奥さんが、車で愛徳荘に迎えに来てくれた。「ヤッホー・ポイント」に案内してくれるという。和歌山には「ヤッホー・おじさん」なる全国的に有名な怪人がいる。県内外の「こだまが良…

美山の里で紅葉狩り〔8〕美山の朝は・・・

《11月29日の旅日記から》美山の朝は早い。かどうかはわからない。7時過ぎまでぐっすり眠ってしまった。睡眠はたっぷり。すっきり起きられた。気持ちよく飲んだので二日酔いにもならない。 まずは朝風呂。肩までゆっくり温泉に浸かりながら、夢のような一夜…